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2007.05.27

個人利用の音楽ファイルのストレージサービスが違法?

音楽保存サービス:ストレージ利用は著作権侵害 東京地裁−今日の話題:MSN毎日インタラクティブ
痛いニュース(ノ∀`):JASRAC、勝訴…ネット上に音楽データ保存できる「ストレージ」サービスに、「著作権侵害」判断

問題のサービスは、情報通信会社「イメージシティ」(東京都台東区)が05年11月から始めた「MYUTA」。ユーザーは音楽データをパソコンから同社のサーバーに保存し、携帯電話へのダウンロードはユーザー本人しかできない。

 このサービスに対し、日本音楽著作権協会(JASRAC)は著作権侵害だと指摘。同社はサービスを中止したうえで、同協会を相手に著作権侵害に当たらないことの確認を求めて提訴していた。

 訴訟で同社は「実質的にデータ複製や送信をするのはユーザー自身。不特定多数への送信はしておらず、著作権は侵害しない」と主張したが、判決は「システムの中枢になるサーバーは同社が所有、管理しており、同社にとってユーザーは不特定の者。複製と公衆(不特定多数)への送信の行為主体は同社だ」と判断。協会の許諾を受けない限り、著作権を侵害すると認定した。

音楽保存サービス:ストレージ利用は著作権侵害 東京地裁−今日の話題:MSN毎日インタラクティブ

このサービス、単純にメディアファイルをバックアップするサービスというよりは、PCから携帯端末への転送を補助するようなサービスだったようです。
シロウトには、コレがなぜ法律的にNGなのかよくわからない…何が悪いの?

 ですからユーザーが自分自身に送信するためにデータをアップロードする場合には、公衆送信権侵害にはなりません。本サービスもダウンロードができるのはユーザー自身に限定されていたようですから、ユーザーには公衆送信権侵害は成立しないわけです。  ユーザーに公衆送信権侵害が成立しない以上、業者にも侵害の幇助は成立しません。

 そこでふたたびカラオケ法理を適用して、イメージシティ社自体が多数のユーザーに送信をしていると考えることができないか問題になるのです。

ナガブロ: ストレージの利用がなぜ著作権侵害なのか

なるほど。「カラオケ法理」という考え方があるのですね。
それは百歩譲って理解したとして、でも、この理論を何でもかんでも摘要したら、インターネットは違法行為だらけになりませんか?僕のMozyも閉鎖されそうです。

たとえば、出張先から新聞記事のスキャンを家人に頼んでメールで送ってもらうというのはアウトになり得てしまいます(実際には家人があなた宛てに送っているのですが、法的には「メール・サーバの管理業者が公衆に対して送っている」と解釈されてしまいかねないわけです)。FAXで直接送るのならOKかもしれませんが、それが蓄積交換型のFAXサービスだとアウトかもしれません。

副作用が大きすぎるストレージ・サービス違法判決 - 栗原潔のテクノロジー時評Ver2 [ITmedia オルタナティブ・ブログ]

拡大解釈って言われるとそんな気もしますが、問題視する企業や団体があれば、こういう事も十分ありそうです。

この判決を下した高部真規子という方、一太郎判決の時の裁判長なんですね。この人自体がダメとかいう話以前に、こういう内容の裁判に、こういう人が、こういう結論を下して、それで終了っていう状況自体の方が怖い気がします。

…と、怖い怖いって言っても仕方ないんだけれど、「ポルノサイトにリンク貼って逮捕」とか、「画像ちゃんねるの運営者逮捕」とか、「DLで違法に著作権法改正」とか、なんだかスッキリしない事件が続くので、ついつい不安になってしまうのでした。

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