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2009.04.16

ファミ通に現役Visionユーザが

先日久々にファミ通を購入したらこんな記事が。

使っているのは、シーケンサーはマッキントッシュのヴィジョン。音源はSC88です。ホント入門者が使うようなやつ(笑)。

ファミ通4/24号 スーパーカネコブラザーズ・植松伸夫の対談記事より植松氏の発言

えええー。なんという20世紀…。


簡単にVisionとSC-88について説明しておきます。

Opcode - Wikipedia(日本語)
Opcode Systems - Wikipedia, the free encyclopedia

VisionはOpcodeが作ったシーケンスソフトです。Gibsonに買収され開発中止。その後せめてもということなのか、一時期オフィシャルからインストーラがフリーでダウンロードできる状態になっていました。最終的にはオーディオ機能の付いたStudio Vision、Studio Vision Proがリリースされましたが、全てOS 9起動のMacでしか動作しません。
Wikipediaを見ると、Opcodeの従業員はAppleやDigidesignへ移ったと書かれていますが、OMSの開発担当がソニーコンピュータエンタテインメントに移ってプレイステーションのサウンドツール開発に携わっていたという話も聞いたことがあります。
Visionは90年代初頭くらいまでは「Macの四大シーケンスソフト」と呼ばれていました。(残りの3つはLogicとCubaseとPerformer。)

ローランド・SCシリーズ - Wikipedia
SC-88Proとは - はてなキーワード

Roland SC-88はハーフラックのGS対応の音源モジュール。実際に使われているのが無印の88なのかProなのかわからなかったので、情報が充実していたProの方にリンクしておきました。

で、そのファミ通記事の続きです。

新しい機材を入れると、ひとつの音を捜すのにも時間が掛かるじゃないですか。どうせあとから生録音するからいいかって(笑)

植松氏以外に久石譲氏も現役Visionユーザらしいのですが、両者とも「慣れ親しんだ環境を変える煩わしさ」「譜面段階までの作業なのであまり支障がない」という理由で使い続けてる印象です。確かに作業的には支障ないかもだけど、その為にOS9起動可のMacを確保しておかなきゃならないのは十分支障があると言えるような…ううーん。

#でも植松作品て、ゲーム中で使われてる曲は打ち込みメインで生演奏じゃないと思うんだけど…?


で、もう一人、忘れてはならないVision&SC-88(Pro)ユーザといえば、レイ・ハラカミ。
この人の場合Visionじゃなくて「EZ Vision」だからスゴイ。しかも音源はSC-88Proのみっていうのもスゴイ。
この人の場合、慣れてるから環境を変えたくないという理由もあるんだろうけど、それよりは、その環境がこの人の曲作りの方針というか発想を形作る要素の一つになっているというか個性になっちゃってるからなんじゃないかなあ、と想像してます。

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新しい環境に手を出せず販売終了した製品にしがみついてるなんて年寄りくせえ、と意見も正しいし、ちょっと大げさかも知れない危機管理的な意味でNGな気もします。
でも音楽に関わらず「ツール」って、それ自体が制作方法の発想を変えたりする事もあるものだと思うので、そうそう安易に移行出来なかったり、しちゃいけないこともあるのかも。

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とはいえ、Visionなぁ…どう考えてもno future…。

斯く言う私もVision(Studio Vision Pro)ユーザだったのですが、今はLogicを使っています。機能的には格段によくなったはずなのにも関わらず、どうも使い勝手が芳しくないというか。Logicがそういう為に特化したツールじゃないのを承知で愚痴ると、シーケンスをマウス&キーボード(not鍵盤)で書くスピードがガタ落ち。一応保険で以前の環境もそのまま残してはいるんだけれど、安易に戻ると意味がないような気がして…うーん、難しいものですね。


とかいいつつ、新しいもの好き&辛抱強くない性格なので、新機能満載でリリースされたCubase 5に浮気してしまいそうです。オーディオ方面の新機能に目がいくけれど、シーケンスの方も結構強化されてるし。
…ってフラフラしているうちに自分に合ったものが見つかるといいなあ。



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コメント

私も現在OS9でStudioVisionPro4.2.3使ってます。パワーブックG3にデジグラムVXPocket挿してオーディオも使える環境ですがMIDIメイン。オーディオ録音はMMCでローランドVS1880を使います。昔68kマックとEZVisionでMIDIの何たるかを覚え、VS880でデジタルミキサーを覚えた身にはPCメインの製作にはどうしても行き切れません。挑戦してはみたのですが何度かの挫折にして昔に逆戻りです。昔の機材は全て処分してしまってたので新たに揃えたわけですが、当時高値の花だったアレコレが消費税分ほどの値段で買えるとは助かりました。SVPに至ってはフリー。昔、半泣きになりながら覚えたTipsが今有効に活用できてます。やっぱりソフトや機材といえど楽器と同様10年鍛錬しないと体に馴染まないのかなと感じています。マスター音源はWinPCでデジタル入力して作ります。配信やバックアップも楽ですし。何が何でもOS9でやるぞ!となるとシンドイというか無理なので使い分けてあげるのがとても楽だと感じております。

投稿: terra | 2011.02.27 00:26

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