« E-MUの音源をソフトウェア音源で | トップページ | DrumCore Free を試してみました »

2009.07.21

KaplingとSapling

KaplingとSaplingはMac OS X対応のsinequbeがリリースしているフリーウェアで、どちらもMax/MSPで作られています。 シンプルな作りのツールで、カジュアルに音をいじって楽しめますす。勿論(出来る事は限られるけれど)その気になれば曲作りも可能です。

Kapling

8ポリシンセ&32ステップ・シーケンサー。スクリーンショットを見ただけで機能的には一目瞭然。リンク先でKaplingを使ったサンプル曲がmp3で試聴出来ます。知識がなくても適当にいじるだけで「なんちゃってミニマル」気分に浸れるツールです。

Sapling

4トラックまでのオーディオループを制御してミックスするツール。という書き方をすると、「なあんだ」というカンジですが、それぞれのオーディオに対して、再生開始ポイントやループエンドの設定、再生スピード、リバースのON/OFF等が設定できるので、たった4つのサンプルネタでも変化をつけながらループ再生させて音楽を作ることが可能です。こちらもサンプル曲が試聴出来ます。こちらは、「なんちゃって音響系」…といったところかな?

aiffが3種付属しているのでDL後即音を出せます。ネタ探しが面倒ならGarageBand付属のApple Loopsを流用すると手軽です。aiffへの変換方法についてはこちらを参照して下さい。

Apple Loopsをaiff等のフォーマットへ変換する方法: troll

#ループ再生幅が2秒なので、GarageBandに張り付け→bpm120 or 60に設定→尺が2or4秒の状態でaiffへ書き出しすると、Saplingでのアレンジが比較的簡単になります。


最後に、Saplingの使い方を簡単に説明しておきます。

【エディット】

同時再生は4トラック、1つのファイルをそれぞれのトラックに割り振ることも可能です。aiffで用意したネタを一つのフォルダにまとめて、フォルダ毎画面左上の「drag a folder ...(略)」にドロップするとフォルダ内の全てのデータが読み込めます。
あとはそれぞれのトラックで鳴らしたいファイルを選択し、左上の「power」ボタンを押すと再生開始。
それぞれにpan、effect send、ループ開始ポイント設定、ステレオ・モノラルの切り替えがついています。更に、画面下側にloop size、speed、volumeを設定する項目があります。speedはピッチ可変。リバースON/OFFあり。loop sizeではループ幅の設定、volumeの項ではミュートON/OFF可能。また、ランダム変化の設定もできます。

【セーブ・ロード等】

各種パラメータ設定の保存は画面真ん中に「file presets」として一列に並んでいるボタンをshiftを押しながらクリック(呼び出す時はクリック)、画面右側にある「reverb & filter」も同様に5×5で枠内に並んでいるボタンにセーブします。
更に、それぞれのボタンにパターンがセーブされている状態をセーブするのが「write」ボタンで、「○○○.maxpresets(○○○は任意)」というファイルを生成します。

file presetsのwriteもreverb & filterのwriteも同じ「○○○.maxpresets」というファイル名で、しかもどちらからでも読めてしまうので注意。仮に、file presetsから書き出したデータをreverb & filterの方から「read」すると、reverb & filterのボタンでエフェクト設定ではなくミキサーなどの設定が動いてしまうという厄介な事になるので、何に対する設定データなのかをファイル名でわかるようにしておいた方がいいかも。
それと、メニューの方のSave、Save As が効かない。これは実装されてないようです。(どうやらKaplingの方も同様。)

再生状態をオーディオファイルで保存するには、ウインドウ右下の「recording」の「set audio record path」をクリック。保存先をきいてくるので、名前をつけてセーブします。(デフォルトネームは「snd.aif」。)この段階でファイルが生成されます。「start/stop recording」ボタンをクリックすると先ほど保存したファイルへ再生状態が記録されます。

【制作のヒント?】

読み込むオーディオファイルにマーカー情報が含まれていると再生に不具合が起きる(具体的にはSapling上でのループ関連の設定がうまく反映されない)ようです。

テンポ感を残すなら、どれか一つのトラックはテンポ・リズムを感じさせるフレーズを選んで、loop sizeとspeedを一定に保っておくといいかも。

音楽的なサンプリングフレーズではなく、何かのナレーションなり物音的なものを使っても面白そうです。

使用するネタを、全てきちんとループする状態にエディットされているものにして、更にタイムストレッチで2秒(4秒でもいい。要するに4/4 bpm120に揃える)にすると、それっぽい出来になると思います。

元ネタにもよりますが、ループ幅を狭くしてスピードを上げ目(というかピッチ上げ目)にするとグリッヂっぽい効果も出せます。また、ネタ次第ではループ幅を狭くすることでビープ音みたいな音が出せます。更にスピードのフェーダーをいじってやるとベンド効果が得られます。

好きな長さのオリジナルのBGMが用意出来るので、ポッドキャストやストリーム放送などの喋り中心の番組のBGMにも使えそうなカンジです。

|

« E-MUの音源をソフトウェア音源で | トップページ | DrumCore Free を試してみました »

DTM/DAW 」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/19573/45681181

この記事へのトラックバック一覧です: KaplingとSapling:

« E-MUの音源をソフトウェア音源で | トップページ | DrumCore Free を試してみました »